ことり日和

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愛鳥の成長記録をメインに日常風景やお出かけレポなどを綴っています

『川崎大師』意外と知られていない? 関東の厄除け三大師とは

関東を代表する厄除け三大師の1つ川崎大師

 

先日 初夏を感じさせる空のもと

川崎大師(かわさきだいし)を訪れてみました。

 

歴史が苦手な方にも

ちょっぴり読みやすく記事にしてみます。

 

私がニガテなので・・・

 

 

 

川崎大師

 

ご本尊は厄除弘法大師真言宗 智山派

正式名称は金剛山 金乗院 平間寺(こんごうさん きんじょういん へいけんじ)

 

長い名称です!

平間寺は平間さんという武士が建てたところから付きました

 

 

厄除け大師として霊験あらたか

パワースポットも至る所にあります。

 

 

京都の智積院が総本山

成田山新勝寺(千葉県成田市)・高尾山薬王院(東京都八王子市)とともに

真言宗 智山派の大本山の寺院でもあります。

 

 

関東厄除け大師といえば他にもありますが

初詣の参拝客がとにかく多い。

 

2019年の全国初詣 参拝客数ランキングで第3位!

なるほど、代表格なんですねぇ。

 

 

境内に入ると真正面に見える 大本堂

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弘法大師不動明王 愛染明王などが奉安 (ほうあん) されています

この時も護摩焚きが行われていました。

 

 

普段は参拝客もまだらですが、

行事のある日によっては

寺院に続く仲見世通りから多くの人達で賑わっています。

 

 

弘法大師

 

川崎大師を語る上で外してはいけないのが弘法大師です。

最も大切にしている信仰の対象、御本尊。

 

 

歴史が苦手な人も

この先を押さえておけばちょっと知ってる人になれます。

弘法大師に関しては多くの背景があるので簡略的に説明しておきます

 

 

もっともポピュラーな呼び名は

お大師様 そして 弘法大師空海

 

 

特に有名なところでは

四国八十八ヶ所巡りで最初に路を作った人。

作ったと言っても道路工事をしたわけではありません

 

 

和歌山県にある高野山を開くきっかけを作った人。

真言宗の最初の人。

伝説も多く各地の温泉ハンターであることは有名です。

 

色々最初に手掛けています。

 

 

千二百年以上も昔のこと

飛行機どころか電車も自動車もない時代

自転車すらありません。

 

各地を周り 山深い森で修行をし

海外留学までしています(唐=昔の中国)

 

 

ちなみに聖徳太子の生まれ変わりという説もあるようですよ!

 

 

 

遍路大師尊像(弘法大師

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お遍路とは四国八十八ヶ所霊場

弘法大師の足跡を辿って巡拝することです。

 

今ではパワースポット巡りや健康増進、

自分と向き合うためなどなど

様々な理由で巡っているようです。

 

 

こちらでは健康や健脚を願って遍路大師尊像に献水します。

 

尊像の周りには結界として

四国八十八ヶ所霊場が建っています。

実際の各霊場のお土砂 (おどしゃ) が埋められています (お砂ふみ霊場

 

お土砂を頂いてきたことで、

霊場のご本尊をお迎えしているのですね。

 

 

行ってみたいけど…

様々な都合で四国八十八ヶ所も周れない(><)

そのような方々にはとっても有難いですねぇ~

 

 

 

境内

 

一番目につくのが八角五重塔

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五重塔の中でも八角形をしてるのは珍しい

実は塔には地下があることご存じでしょうか?

 

 

外から見るとまったく分かりません ちょっと驚きました

内部には真言八祖の図像や釈迦如来像が安置されています。

 

 

内部拝観が出来る日は

毎月 第1日曜日・21日(弘法大師の月命日)

 

都合の合う方はこの日に訪れるのがお勧めです。

 

 

 

そしてお相撲ファンは必見!

第55代横綱 北の湖銅像

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こちらが建てられたのは2017年 まだ最近

川崎大師の檀家でもあり、

生前は弘法大師に信仰を寄せていたそうです。

輝きが眩しいですね

 

 

 

しばらく進むと釈迦如来像へ繋ぐ やすらぎ橋が見えてきました

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橋の手すりに刻まれている梵字 (ぼんじ) 

悟りが開いていくまでの段階となっています

 

 

その先には悟りを得た姿のお釈迦様、

降魔成道釈迦如来 (ごうまじょうどうしゃかにょらい)  が鎮座しています。

 

 

 

 100か寺の観世音菩薩のレリーフと やすらぎの鐘

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聖観音銅像が見守る中 諸願成就を祈願できます

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邪心が祓われる つるの池

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心は清まりましたでしょうか

 

 

広い境内

紹介しきれない見どころが沢山あるので、

ご自身の脚で一度訪れてみるのも良いかと思います。

 

 

 

関東三大厄除け大師とは

 

三大厄除け大師と聞いて関東の人なら知ってるよ~

佐野厄除け大師でしょ。

 

そう思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

 

 

何故なら関東地方では

年末年始になると必ずと言って良いほどの定番CMが流れます。

 

 

『厄除け・方位除けなら関東の三大師、佐野厄除け大師へ!』

 

 

このフレーズ ん?関東の三大師

 

 

そうだよ~とご存じの方、

途中で気が付いた方もいるかと思います。

そう、違うのです

 

 

三大厄除け大師三大師は! 知らんがな~

 

 

 

関東三大厄除け大師

  • 川崎大師(言わずもがな名前の通り神奈川県の川崎市
  • 西新井大師(こちらも地名で東京都にある西新井)
  • 観福寺(千葉県香取市 正式名称は妙光山蓮華院観福寺) 

 

どちらも通称などで呼ばれています

その方が馴染み深く 何より覚えやすいですね!

 

そしてここがキーポイントで

この3つは真言宗弘法大師を祀っているのです。

 

 

 

関東の三大師

 

これら関東の三大師は

天台宗の良源という通称 元三大師(がんざんだいし)を祀っています。

 

 

弘法大師真言宗と、こちらの天台宗の歴史を辿っていくと

師匠と弟子の仲たがいから分かれていったようです

 

 

ちなみに おみくじの創始者ともいわれているそうな

佐野厄除け大師には おみくじの自動販売機があります!

 

 

 

でも呼び名は似ているし、ごちゃまぜになりそう~

そんな時は こう覚えておくのはいかがでしょうか

 

 

関東三大厄除け大師  東京湾を囲む県 にあるよ

 

すっきりしました。

 

最後に

 

信仰心・心の寄り処としてのお参り、

建築や仏像、歴史などに関心をもってのお参り

 

パワースポットや御朱印を求めてご

利益に期待をしつつ訪れる方もいるでしょう。

 

 

今現在、多くの日本人の宗教感は

他国と比べてみると良くわかりますね

一般的には縛りが少ない。 携帯も縛りがない方が良いもんね

 

 

分かりやすいのが

クリスマスが終わるやいなやの年越し・初詣

数日でキリスト教からの仏教・神道へと早変わりです。

 

ケーキやチキン お蕎麦に おせち、

お雑煮と大忙しです!初売りも待っています。

 

 

こういう現状をみて

神様仏様はどう思っておられるかは計り知れませんが

おそらく大きなお心で受け止めてくれている、

 

開けているからこそ

人々は楽しむことが出来るのかもしれないですね。

 

注)これは個人の感想です

 

 

観光がてらに

ぶらぶらと訪れてみるのも良いと思います。

健康のために境内を歩いてみるのも良いでしょう。

 

 

そんな時、

少しでもこちらの記事が頭の片隅にでも残っていれば

プラスな何かが見えてくるかもしれません。

 

ちょっぴり詳しい人と思われるかもしれませんね( *´艸`)

 

 

都合のつく方は行事にあわせて訪れれば

普段と違った賑わいが楽しめると思います。

 

 

あ、それと

立地柄 真夏はとても暑く

冬場は防寒対策は必須です!薄着ですとプチ修行僧の気分を味わえます

その分 仲見世通りのお饅頭達がさらに魅力的に映りますよ!

 

 

仲見世名物の代表は とんとこ飴・久寿餅(くずもち)・ダルマ

 

 

 

プチ情報 十年に一度の大開帳 赤札授与

 

 

川崎大師では10年に1度 赤札を頂けます。

赤札と言ってもバーゲンの時のものではありません

 

 

ありがたいご利益のあるお札で

弘法大師直筆の文字だと言われています。

 

その日は沢山の人達が訪れますよ~

 

 

前回は平成26年だったので次回は令和6年となります。

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何も知らずに訪れたのが大開帳の日で頂いてきたお札

こちらは平成16年のものです(@ @*)

 

 

川崎大師へのアクセス

 


www.kawasakidaishi.com